SORA RENTAL NOTE · 15
部屋の予約金・仮契約金は、キャンセルすると必ず戻りませんか?
韓国の部屋探しで払う予約金・仮契約金。契約成立の有無、解約時の扱い、送金前に合意しておきたい返金条件を説明します。
内容確認日 · 2026.10.03
最初に押さえたいこと
- 「仮契約金」という名前だけで、没収や返金が自動的に決まるわけではありません。
- 契約がすでに成立しているかと、解約時の金銭の扱いを別々に確認します。
- 送金前に期限と返金条件を決め、相手の明確な返答を残しましょう。
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まずは漫画で理解

予約金を30万ウォン送りました。キャンセルしたら必ず失いますか?

名前だけでは決まりません。契約内容と解約の合意を見ましょう。

送金前のやり取りと振込記録があります。返金条件も確認します。

合意した条件とキャンセルの理由を整理して、返金の可否を確認しましょう。
1. 「署名前」と「契約成立前」は同じとは限りません
- やり取りの記録
- 合意内容
- 署名・押印
韓国の賃貸借契約は、紙の契約書に署名しなければ一切成立しないものではありません。物件、保証金や家賃など重要な条件の合意と、当事者の意思を確認する必要があります。署名前だから必ず自由に取り消せる、と考えないようにしましょう。
一方、条件の交渉を続ける間、一時的に部屋を押さえるためのお金である場合もあります。「予約金」「仮契約金」「契約金の一部」という呼び方だけでなく、やり取り全体、未確定の条件、正式な契約予定日を確認します。名称や送金した事実だけでは結論は出ません。
2. 解約時に失うお金だという明確な合意があるか
- 支払ったお金
- 解約の合意
- 合意内容
韓国大法院の2022Da247187判決は、仮契約金を解約金として扱う合意が明確に認められる必要があるとしました。ここでいう解約金は、正式な契約前に支払者はその金額を放棄し、受領者は倍額を返して契約に進まないことにする、という仕組みです。支払者が契約を見送っただけで、自動的に没収されるとはいえません。
ただし、すべての仮契約金が無条件で返るという判決ではありません。すでに成立した契約の契約金か、どんな解約合意があるか、履行が始まっているかによって検討が変わります。明確な合意の有無は、署名書類だけでなくメッセージや交渉の経緯からも判断されます。
3. 送金する前に返金条件を決めましょう
- 01相手の身元
- 02返金条件
- 03送金手続き
住所・部屋番号、金額、受領者の本人確認と受領権限、部屋を押さえる期限、正式な契約日を確認します。残る条件に合意できない場合や、必要書類を確認した結果契約に進めない場合など、どの条件で返金するかも具体的に決めましょう。
自分だけが振込メモに「返金可能」と書いても、相手の同意を証明できるとは限りません。明確な返答をもらい、会話全体と振込記録を保存してください。キャンセル時は日付・理由・合意条件を整理し、「法律上必ず返る」「慣習上必ず没収」という説明だけで判断しないことが大切です。
自分で確認すること
- 送金前に住所・部屋番号・金額・受領者の権限を確認する
- 確定済みの条件と、まだ交渉中の条件を分ける
- 期限、返金、放棄、倍額返還の条件について明確な返答を得る
- メッセージ全体、翻訳の確認内容、振込記録を保存する
よくある質問
署名していなくても契約が成立するのですか?
はい。重要な条件について意思が一致すれば成立する場合があります。署名の有無だけでなく、メッセージ、通話、交渉の経緯を確認してください。
貸主がキャンセルしたら、必ず倍額を受け取れますか?
必ずではありません。金銭の性質、解約金の合意、契約の成立や履行状況を確認する必要があります。「予約金」という呼び方だけでは倍額返還は決まりません。
公式資料
以下は韓国の賃貸借に関する法令・公的機関の資料です。原文は主に韓国語です。